学校長挨拶
校長 須田 一憲
『自ら進運を開拓すべし』
皆様,本校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は,旧制石巻中学校として大正12(1923)年に地域の上級学校進学の期待のもとに設立され,昭和23(1948)年に新制高校として宮城県石巻高等学校と改めました。創立以来一貫して男子校としての歩みを進めて参りましたが,平成18(2006)年から男女共学となり,現在に至っています。令和5年度に創立100周年を迎えた歴史と伝統を有する学校です。
本校の校訓は,「真実」「自律」「友愛」であり,次の3点を教育方針に掲げております。
1 あらゆる指導を通して,高い英知と豊かな情操と不屈の意志を育成し,高朗爽快な気風を馴致する。
2 教科指導を徹底し,自主的な学習意欲と考究心を喚起し,学習の充実を図る。
3 信頼と友愛による人間関係を確立し,公徳心及び自他尊重の精神を涵養する。
生徒は自主自律の精神を持って学校生活に臨み,自由で明るい雰囲気で学校生活を送っております。大学進学等においては,難関大学から県内の大学までそれぞれの進路希望を達成し,高い進路実績を上げております。部活動では,数多くの部が活動しており,毎年,全国高等学校総合体育大会(インターハイ),全国高等学校総合文化祭に出場するなど,全国的なレベルで広範な活躍をしております。これまでの本校の卒業生は2万4千余名を数えておりますが,本校における高校生活が下地となり,国内外,各界で活躍されているところです。
本校には,旧制石巻中学校の校訓である「質實剛健・進取獨創・自ら進運を開拓すべし」という生徒心得綱領があります。代々受け継がれてきたこの精神は,独自の想像力をもって従来の慣習にはこだわらず,進んで新しいことを実行し,進歩・発達する機運を自分で切り開くというものです。現代社会においては,グローバルな視点と変化に適応する能力が求められています。本校では,これまでの伝統を継承しつつ,高い目標や志を持ち,世界に羽ばたく想像力豊かな人材の育成を目指しています。
これからも本校における教育活動に対しまして御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和6年4月1日
宮城県石巻高等学校 校長 須田 一憲